フランチェスカ/fuu
fuuは私が担当したプロジェクト演習の1期生であり、入学と同時に私にデモMDを持って来て、「音楽がやりたい」という意思表示をしました。それ依頼、大学のDAWシステムを使って音楽制作をしたり、八王子のライブハウスでパフォーマンスをしたりと学生時代にも活発にアーティスト活動をしてきました。昨年卒業をし、めでたく就職もしましたが、社会人ともなると学生時代と同じようにアーティスト活動をするのは当然困難。そんな中、TMSだけでなく同期の学生で大学院に進学した井上君の心強いサポートを受けて、昨年夏ごろから約半年をかけてようやく出来上がったのがこのアルバムなのです。多くのミュージシャンが音楽活動を優先するためにフリーターの道を選ぶ中、1年生から大学で教育してきたfuuについては、どうしても就職をして社会人としての経験を積み重ねながら音楽活動をしてもらいたかったので、このアルバムが出来上がったことは私にとって重大ニュースです。
1stアルバムはほとんど自分で制作を行い、ジャケットの印刷やCDに音声を焼き付ける作業まで自分でやっていました。今回のアルバムは多くのミュージシャンに参加してもらい、生演奏を重視したアルバムとなりました。デザインも本学の学生が担当し、fuuの独特な世界観を表現しました。CDプレスも業者に発注して、かなりしっかりとしたCDが出来上がりました。現在はfuuが出演するライブ会場でしか手に入りませんが、年明けにはネット通販やダウンロード販売が出来るように準備をしていきたいと思います。
昨日八王子で行われたライブイベント「風のCorridor #18」では、アルバムのサウンドプロデュースを行った大学院2年生の井上君がオケのアレンジをライブ用に行い、また彼が開発した「デジタル・ランタン」を使ったパフォーマンスを行いました。やはりfuuはデジタルも好きな様子なので、来年はアコースティックとデジタルをfuuらしくブレンドしたパフォーマンスを模索していくのではないでしょうか。来年のfuuの活動もお楽しみに。
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